story

イベント1.シーシュポスの神話

 

――――どうか助けてください。

 

あらすじ:

海姫の月4日。帝国で農家を営むブレイクはある出会いを果たしていた。“インガーソン・メイア”、闇商人だ。

闇魔法関連の道具を扱い、売り物を揃える為なら悪辣な手段も問わないことで有名なダークエルフだった。

インガーソンは言った「これが貴方の探し物でしょう」、肥大化した鞄から取り出されたのは継ぎ接ぎだらけの魔導書。

ブレイクはそれを手に取り、満足そうに目許を細める。

男の反応にまた満足したと頷いて、インガーソンは闇にとけるように去っていった。

 

それから3日後、ある帝国軍人が死んだ。

軍人の名は“ハーメイン・ドラン”。コードの力によって殺されたのだ。

軍による捜査もむなしく、犯人は捕まらなかった。

 

また数か月後、ブレイクは死んだ。経営する農家で一人死んでいるのを訪ねた友人が発見した。

友人曰く、ここ数か月のブレイクは赤子が生まれたと喜び、ひどく忙しそうにしていたという。

だがブレイクに妻や恋人はおらず、農家に子供の姿はなかった。

 

そして現在。国内である噂が流れていた。

【逆子】と呼ばれる怪物が帝国の東「ナロン樹海」で旅人や迷い人を殺していると。

その【逆子】はどうやら異能者であり、近々異能狩りが森に討伐に向かうという。  

予定日:未定

 

【逆子】を巡っての対立。紛失した魔導書の所在。

樹海には怨念によって蘇生した亡き騎士の亡霊が蠢く。

【逆子】は樹海奥、「ナロンの泉」と呼ばれる樹木に覆われた泉に潜んでいる。